身近にあるものの分類とルール

リサイクルできる回数と、意外とできないもの

Bene2023.05.15

 

ゴミの分別の際、なんとなくリサイクルできるかどうかわかるものの、

曖昧なまま捨ててしまっている方も多いのではないでしょうか?

 

ちなみに、分別が不十分だった場合、あとからリサイクルに適切なゴミと不適切なゴミに分ける必要があり、

かなりの人手が必要で手間のかかる作業となってしまいます。

 

さらに、再利用できるゴミが汚れてしまいリサイクルに悪影響を及ぼしかねません。

だからこそ、各地域の分別方法を十分に把握して、適切にゴミを処分する必要があります。

 

しかし、実は、皆さんが日常に使っているモノで、これはリサイクルできる!なんて思っていたものが、

実はリサイクルが不可能だった…なんてことも。

 

今回は、日本のリサイクルについて、2つの知識「何回リサイクルできるか?」と

「リサイクルできるゴミ、意外と知らないリサイクル出来ないゴミ」をご紹介します。

 

1.身の回りにあるリサイクルされるもの

2.意外とリサイクルされないもの

 

 

 3.その素材は何回リサイクルできるのか?その①

 

■プラスチック:1~2回

実はリサイクルし再生するたびに質が下がると言われています。

そのため、プラスチック本来のリサイクル寿命は1~2回。

 

しかし、1~2回のリサイクル寿命を終えるとプラスチックは他の繊維と共に再生が可能なため、

細かく砕かれたプラスチック(マイクロプラスチック)として服・カーペットなどに生まれ変わることが可能です。

 

 

■紙:3~5回

紙の繊維は繰返し使うことによって劣化します。

そのため、紙力増強剤などを混合することで再生古紙をリサイクルできます。

 

 

4. その素材は何回リサイクルできるのか?その②

 

■アルミニウム:回数制限なし

何回でもリサイクル可能なため、アルミニウムは新しい資源を必要としないエコ素材として注目されています。

 

■ガラス:回数制限なし

何回でもリサイクル可能なため、ジャムやパスタソースなどをご購入される際はぜひガラス瓶を意識してみて♪

 

 

■鉄:回数制限なし

鉄スクラップは質の良い原料となり、製鉄所で使われる というリサイクルの仕組みができ上がっています。そのため、何回でもリサイクルが可能です。

 

5. (ちょっとした豆知識)「なんでも回収・リサイクル」に要注意

楽に捨てたい思いから、車で巡回したりチラシを配布したりしている廃品回収業者に頼もうと考えてしまう方が少なくありません。

しかし、市区町村の責任下にない回収業者は無許可で回収をおこなっている可能性が高く、以下のようにさまざまなリスクやトラブルも。

 

☑︎ 高額な処理料の請求

☑︎ 不法投棄

☑︎ 不適切処理

☑︎ 不適切な管理による火災

 

家庭の粗大ごみや家電製品を回収できるのは、一般廃棄物処理業の許可をもつ業者のみ。チラシやネット広告では「産業廃棄物処理業の許可」や「古物商の許可」を証明として提示している業者もいますが、これらの許可では廃棄物を回収できないそうです。

さまざまなトラブルを回避するためにも、利用する際は、市区町村を通したごみの処理を選びましょう

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