日本にも定着しつつあるオーガニック。
オーガニック専門店が増えはじめ、
昔と比べ、オーガニック商品を目にする機会も増えました。
しかし、まだまだスーパーマーケットなど身近な場所では
オーガニック商品を手頃な値段で購入することは難しいと思いませんか?
今回ご紹介するのは、海外のオーガニック市場を知りながら、
日本にオーガニック市場を広げるためのヒントや
私たちにできることは何か
海外のオーガニック市場の今を知りながら、
日本にオーガニック市場を広げるためのヒントとして
参考にしてみてくださいね。
1. 海外でオーガニック市場が拡大した理由その①
「オーガニック=高い」をシフトチェンジ!
海外でオーガニック市場が拡大した理由として
「食モラル」だけでなく、「環境問題」「動物愛護」の他者を思いやる観点からも
現地の人々がオーガニックを選択している現状がうかがえます。
そしてその選択(意思)が国や大手企業を動かす原動力になっているともいえます。
そういった国々では最初は高価だった「オーガニック商品の価格が下がる」とう減少がはじまっています。
ここではアメリカ(コロラド州)の例を参考に、「高いと言われていたオーガニック商品の価格」がどの様に下がっていくかみていきましょう。
2. 海外でオーガニック市場が拡大した理由その②
「手厚い財政支援の存在」
ドイツや欧州には生産者、製造者、研究者などへの手厚い公的財政支援が存在しています。
残念ながら、日本にはこのような公的財政支援はまだありません。
国の支援があることで、従来の慣行農業ではなく、安心してオーガニック農業に従事することができます。
また、研究者にも支給されるため「妥協しないオーガニックの追及」が可能になります。
また、環境保護に即した農地計画(ÖPUL)を制定したところ、
ÖPULの年間予算は4億3,830万ユーロ(2015年~2020年の平均)。
2017年には、その中から1億1,500万ユーロが有機農業支援のために支出されました。
3. 海外でオーガニック市場が拡大した理由その③
「オーガニック商品価格」
オーガニックが生活の一部になっているコロラド州では、2017年頃からオーガニック商品価格が減少傾向にあります。
まだ2016年頃は自然・オーガニック専門のスーパマーケットとして有名なWhole Foods(ホールフーズ)の商品は
通常のスーパーより34%程度高いというデータがありました。
しかし、2017年10月頃、オーガニック専門のスーパーマーケットとして有名なWhole Foods(ホールフーズ)2016年と比べ、
「30%-40%程度減少」したと報告されています。
4. 海外でオーガニック市場が拡大した理由その④
ヨーロッパでのオーガニックBIO(ビオ)商品の高まり
ヨーロッパの人々は自分の健康を守るだけではなく、
BIO商品を購入することが動物保護や環境を守る意思表示に繋がるためBIO商品を選ぶことを生活の一部にしています。
身近な例えの一つとして、ベルリンでは地下鉄のコンビニエンスストア(キオスク)で、手軽にBIOと記載されたおにぎりが購入できます。
また2018年3月にドイツ連邦食料・農業大臣が、2030年度までに有機栽培の土地を20%増やすことも国民に約束。
ちなみに日本では、農業全体の土地の0.2%程度しか有機栽培にあてられていません。
5. 日本のオーガニック市場を大きくするために今すぐできること!その①
「気になったオーガニック商品を購入してみよう♪」
最初から「国産オーガニックだけ!」など敷居をあげずに、海外商品を含め、
この商品気になる!値段が安い!などの理由で気軽にオーガニックデビューをしてみよう。
きっと、オーガニック上級者の方も、最初は小さな一歩からオーガニック生活を始めたはず♪
6. 日本のオーガニック市場を大きくするために今すぐできること!その②
「自分の購入したオーガニック商品をシェア」
自分の購入したオーガニック商品や、オーガニック野菜を使って作ったご飯などの写真と簡単なコメントをSNSにアップしたり、
友人に紹介してみるのも◎
あなたの素敵な写真からオーガニックに興味を持つ人々が増えたり、
これそこで買ったの?♪など、話に華が咲く気かけになるかもしれません。