なぜか無性に食べたくなる、その理由は!?

「食べたいもの」と不足栄養素の

深〜い関係

Bene2023.03.22

 

突然ですが・・・

みなさんは無性に「○○が食べた〜い!!」ってことはありませんか?

 

ポテトやハンバーガーなどのジャンクフードや辛いものが食べたい!

連日、とことんチョコレートや甘いものが食べたい!など・・・

 

その食べたいと思う欲求。

 

実は、自分の意思で決定している以上に必要な栄養素が足りていないため、

無性にそれが食べたくなる「体からのSOSのサイン」であることが大きいのです。

 

ただ単に今はこれが食べたい!という一時の感情を受け入れていると、

知らぬ間に、どんどん体や心に負担をかけてしまうことも・・・

 

「体の声や不調は心の疲れ」という言葉があるように、

今回は、体の根本から元気になれる「食材」に注目してみました。

 

何か一つでも心当たりがある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

ちなみに・・・

私は、少し前までは甘いものを無性に欲していましたが、

最近は断然しょっぱいもの派に・・・笑

 

4ページ目でもご紹介しますが、

しょっぱいものを欲する際のSOS食材の一つに

「きなこ」があります。

 

そのきなこを、

納豆に大根おろしと一緒に併せて食べるのが

最近のお気に入りです♡

 

1. 体のSOS ① ジャンクフードが食べたいとき…

高カロリーの脂っこいジャンクフードを食べたいときに、不足しがちな栄養素は「カリウム」。

 

カリウムが不足することで、体は水分をため込むと同時に脂質を求めます。

 

■ カリウム不足でおこる症状

・むくみ

・筋力の低下

・筋肉のけいれんやひきつり

・体に麻痺が生じたり、不整脈を起こすリスクなど

 

■ カリウムが豊富な菜食食材ベスト3(可食部100g当たりの含有量)

1.切り干し大根 3,500mg

2.ドライトマト 3,200mg

3.アボカド   720mg

 

2. 体のSOS ② 辛いものが食べたいとき…

辛いものが食べたくなるのは、ストレスが原因とよく聞きますよね。

しかし、これ以外の要因として、「亜鉛」が不足している可能性もあります。

 

■ 亜鉛不足で起こる症状

・貧血

・味が薄く感じる(味覚減退)

・味がわからなくなる(味覚消失)など

※ 亜鉛が不足すると、舌にある味を感知する細胞「味蕾(みらい)」に問題が生じます(ターンオーバー)。

味蕾がうまく生まれ変わることができず、味覚に異常をきたしてしまうそう。

 

■ 亜鉛が豊富な菜食食材ベスト3(可食部100g当たりの含有量)

・かぼちゃの種 7.7mg

・炒りごま     6mg

・ひまわりの種   5mg

 

さらに・・・

亜鉛はビタミンCと一緒に摂取することで吸収率がUP!

 

3. 体のSOS ③ 酸っぱいものが食べたいとき…

酸っぱいものが食べたくなるときに気をつけたい症状は、胃の疲労蓄積。

胃がお疲れ気味の時、体を回復させる働きを持つ「酸っぱいもの(クエン酸)」を自然と体が求めます。

 

■ クエン酸不足で起こる症状

・疲労蓄積

・ミネラルの吸収率の低下

・食欲不振など

 

■ クエン酸が豊富な菜食食材ベスト3(可食部100g当たりの含有量)

1.レモン      8.6g

2.梅                     3.4g

3.キウイ      1g

 

 

4. 体のSOS ④ しょっぱいものが食べたいとき…

塩辛いものや濃い味付けが食べたいときに、不足しがちな栄養素は「ミネラル」。

 

塩分そのものはもちろん、カリウムやカルシウム、鉄分などが不足していると、体は塩分を求めるようになるそうです。

 

■ ミネラル不足で起こる症状

・慢性疲労や不眠

・イライラしやすい

・集中力の低下

・むくみやすい

・めまいがする            

・便秘がち              

・アレルギーが悪化するなど

 

■ ミネラルが豊富な菜食食材ベスト3(可食部100g当たりの含有量)

1.昆布              8,200mg

2.きなこ    2,000mg

3.ドライバナナ  1,300mg

5. 体のSOS ⑤ 甘いものが食べたいとき…

 

甘いものを求めているときは、体が疲れているかもしれません。

体が疲労した状態ではエネルギーを消耗し、肝臓に蓄積されていたグリコーゲンが底をつき、

血液に糖分を補給できなくなるので「血糖値」が低下します。

 

これを防ぐために、すぐにエネルギーに変わりやすい糖質が必要になります。

 

■ 血糖値が低下すると起こる症状

・空腹

・発汗

・ふるえ

・疲労

・脱力感

・思考力の低下

・重度の低血糖では、錯乱 / けいれん発作 / 昏睡(こんすい)など

そのため、糖質代謝の促進につながる「ビタミンB1」がおすすめ!

 

■ ビタミンB1が豊富な菜食食材ベスト3(可食部100g当たりの含有量)

1.舞茸(乾燥) 1.24mg

2.ごま(乾燥)0.95mg

3.玄米    0.41mg

6. 体のSOS ⑥パンが食べたいとき…

 

無性にパンが食べたいときに、不足しがちな栄養素は「タンパク質」。

⑤とよく似ていますが、タンパク質が不足した場合も、体は、すぐにエネルギーに変わりやすい糖質を求めます。

その結果、パンのように、比較的糖質が高めの炭水化物を欲するようになります。

 

■ タンパク質不足で起こる症状

・筋肉の減少

・肌や髪の衰え

・イライラや抑うつ性の増加など

 

■ タンパク質が豊富な菜食食材ベスト3(可食部100g当たりの含有量)

1.大豆ミート    59.3g

2.ブロッコリー   59.3g

3.アーモンド    26.5g

 

7.体のSOS ⑦アイスや氷が食べたいとき…

アイスや氷など冷たいものが食べたいときに、不足しがちな栄養素は「鉄分」。

鉄が不足すると貧血気味になります。すると、血の不足を血の流れでカバーしなければならないため、血流と体温が上昇。 

その結果、体を冷やすものが食べたくなるそうです。

 

■ 鉄分不足で起こる症状

・爪が割れやすくなる

・肌荒れ

・唇の端や舌に炎症が起こる

・体を動かした際に息切れや動悸

・頭痛やめまい、立ちくらみなど

 

■ 鉄分が豊富な菜食食材ベスト3(可食部100g当たりの含有量)

1.チアシード             7.6g

2.カシューナッツ     4.8g

3.レンズ豆(茹でたもの)4.3g

 

8. まとめ

① ジャンクフードが食べたいときは…カリウムを補給!

② 辛いものが食べたいときは…亜鉛を補給!

③ 酸っぱいものが食べたいときは…クエン酸を補給!

④しょっぱいものが食べたいときは…ミネラルを補給!

⑤ 甘いものが食べたいときは…ビタミンB1を補給!

⑥ パンが食べたいときは…タンパク質を補給!

⑦ アイスや氷など冷たいものが食べたいときは…鉄分を補給!

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