こんにちは
最近肌寒くなり、寒くなると同時に、
少しずつあま〜いチョコレートが恋しくなってくる季節…♡
ということで、今回はみんな大好き!
「チョコレート」のご紹介です♡
といっても、ただのチョコレートではなく、
最近、オランダミートレス事情の投稿をしたことをきっかけに、
大変お世話になっているオランダに在住されていたこともある師匠から、
あるチョコレートの話を聞き、今回、執筆にいたりました✍️
チョコレートは私たちに幸せを与えてくれる一方で、チョコレートの生産が、
奴隷のような強制労働や児童労働に加担している可能性があるということをご存知でしょうか?
その奴隷問題を解決しようと取り組んでいるのが今回ご紹介するオランダ発の
Tony’s Chocolonely(トニーズ チョコロンリー)です。
ポップでキュートなパッケージが印象的で、
甘くてビターなチョコレートにまつわる社会問題を解決する
トニーズチョコロンリーをさっそくみていきましょう!
1.チョコレート産業の問題点

■ チョコレート産業の不平等な取引
カカオ産業では、カカオを生産する何百万人もの農家から、
チョコレートを楽しむ何十億人もの消費者まで利益が公平に共有されていない状況です。
その間の中間部分はカカオの買い取り価格をできるだけ低く抑え、利益を得るチョコレート業界の一部の巨大企業が支配しています。
違法な児童労働と現代の強制労働につながる農家の「貧困」の原因がここで作られています。
2. Tony’s Chocolonely(トニーズ チョコロンリー)とは

トニーズ チョコロンリーは、オランダ人ジャーナリストのトニー氏が、
西アフリカのカカオ生産国においての「奴隷売買」の事実を知ったことをきっかけに会社を設立。
この事実を広めるため、「児童奴隷によって栽培されたカカオが原料のチョコレートを食べた罪」で自身を告訴。
しかし、訴えは検察に不起訴処分。
それでも諦めきれず、奴隷労働のないチョコレート(スレイブフリー)を作った会社が「トニーズチョコロンリー」です。
原材料はおもにフェアトレード認証を受けたものを使用したり、
カカオチェーンの強制労働をなくす為のプロジェクト支援などを行っています。
3. トニーズ チョコロンリーがカカオ作りに欠かせない5つの柱①

①PAY A HIGHER PRICE (より高い賃金を支払う)
カカオ農家が一般的な生活を送り農園を経営することができるように公正な賃金の支払いを行う。
②TRACE THOSE BEANS (カカオ豆の正当な取引を行う)
大企業から大量購入をしない。カカオ農家と農協と対等な立場で直接取引を行う。
③SUPPORT STRONG FARMERS (農家への積極的なサポートを行う)
農家と農協が不平等を改善できるような仕組みをつくり、お互いが協働する。
④GO FOR THE LONG TERM (長期的な取引)
農家と農協が最低でも5年間は標準より高い取引値でやりとりができるようにする。
⑤FOCUS ON A QUALITY AND DIVERSIFICATION (品質と多様化に焦点を当てる)
カカオとその他農作物の栽培に関しての農業知識や技能に投資を行う。
5.ポップなパッケージに秘めた思い

ポップなパッケージの裏面には、チョコレート業界の現状や、
企業理念などがこどもから大人まで分かるようポップな絵と言葉で記載されています。
さらに包み紙を開けると、中には不揃いなデザインのチョコレートバー。
この不揃いな形は、「チョコレート業界の不平等」を表しています。
この業界の利益が不均等に分配されていることをチョコ仲間に思い出させてくれるうまい方法なのだそう。
6.ヴィーガンメニューも!

バー1枚の厚さは1-2cmほどあり、ひとかけでも十分食べ応えがあり♡
スタンダードなフレーバーからくせになるようなフレーバーまであり、
ラージサイズ全7アイテム、スモールサイズ全3アイテムにて展開!
フレーバーの中にはヴィーガンフレーバーもあります♪
・ダークチョコレート70%(50g / 180g )
・ダークチョコレート51%(180g)
※ PLAZA / MINiPLA / KALDIなどで購入できます。
(一部店舗取扱のない店舗もございます)
7.まとめ

チョコレート業界の改革を推し進めるトニーズ チョコロンリー。
大切なのは、一人一人がどの商品にしてもどんな原料が使われ、
どのような過程で生産されているのかということを自分でよく調べる習慣をもち、実態を理解すること。
また、解決が困難に思える大きな問題も、もとをたどれば私たちの「選択」の上にできていることを忘れてはいけない。
労働問題、環境問題、私たちの健康、次世代を担う子供たちの未来などをよくしたいなら、
自分自身の「選択」をよく考え、変える必要があるのではないかと強く思います。