色とりどりの紙を折り、好きな作品を作り上げる「折り紙」。
小さい頃は無心になって折り紙で遊んでいた方も多いのではないでしょうか?
最近では、日本だけでなく、世界でも「ORIGAM」が広く認知され、
外国の学校でも折り紙のワークショップが開催されるほど人気が高くなっています。
元々は日本の伝統的な遊びの一つですが、
そのほかにも近年では、幼児教育(知育)や高齢者のリハビリなど、
脳に良い影響をもたらすことが報告され、注目を集めています。
1.折り紙の歴史

■1,400年以上の歴史
折り紙は日本へ紙が伝わった7世紀(室町時代)ごろから自然発生的に起こったとされています。
現代では、子どもの遊びのみならず、大人の趣味 / 美術 / 工芸の一分野として、
年代を問わず親しまれていますよね。
特に近年は、折り紙が子どもの知育や装飾に役立つだけでなく、
大人の脳を活性化させる効果も期待できると注目されています。
2. 折り紙の効果①「空間認識力」

「空間認識力」とは、3次元空間での物体構造を認識する力のことを指します。
例えば 、動物の折り紙を折りながら、今折っている部分は頭になるのか足になるのか…など、
立体的な動きをイメージしていくことは、物事の全体像をイメージするときに役立っています。
3. 折り紙の効果②「記憶力の向上」

鶴の折り方、お花など、いくつもの作品を折ると自然と折り方を覚え、記憶力を高めることにつながります。
また、作品を折るなかで「この折り方は、以前別の作品でも出てきた」などと
記憶同士が関わり合うことも多く、記憶力を鍛える効果もより高まることが期待できます。
4.折り紙の効果③「集中力キープ&リラックス」

折り紙を折る中で、角をそろえる / 中心に合わせる / まっすぐに折るなど、
集中力を要する動作がたくさん含まれています。
一見、細かい作業が苦手…と感じる方もいるかもしれませんが、
実は目の前の作業に集中することでリラックスにもつながります。
5.折り紙の効果④「脳への活性化」

手は「第二の脳」とも呼ばれます。
記憶力、集中力などは、例えば折り紙の折り方のテキストを読むだけでも疑似体験できますが、
実際に指先を動かして紙を折ることは、脳のさまざまな箇所を刺激し、認知機能の維持・改善も期待できます。
6.まとめ

いかがでしたでしょうか?
安価でどこでも手に入り、持ち運びにも便利な遊び道具「折り紙」。
慌ただしい時間が流れる現代。
今ある健康やリラックス法、そしてこれからの自分の健康の投資の一つとして、
「折り紙をしながらゆったりした時間を過ごす」ということも
大切かもしれませんね。