ハピネスとは違う幸せのあり方

世界が注目する幸せを高めるヒント

Bene2022.08.21

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突然ですが、みなさんは Well-being(ウェルビーイング)という言葉を聞いたことはありますか?

 

ウェルビーイングは、直訳すると「幸福」「健康」という意味があります。

 

決まった訳し方はなく、

・満足した生活を送ることができている状態

 

・幸福な状態

 

・充実した状態など

多面的な幸せを表す言葉を指します。

 

瞬間的な幸せを表す英語「Happiness」とは異なり、「持続的な」幸せを意味するのがウェルビーイングです。

 

世界では、少しでも生活の快適や、心の豊かさ、より良い未来を築きあげるために、各地では、ウェルビーイングを高めるためのヒントや工夫があります。

 

今回は、そんな世界のさまざまな考え方に注目してみました。

 

ぜひ、楽しみながら読んでいただけますと幸いです。

 

 

1.マインドセットを整える「ヒュッゲ」(デンマーク)

ヒュッゲとは、「人と人との触れ合いから生じる、温かく居心地の良い雰囲気」を指します。

 

ゆっくりとした時間の流れを楽しみながら、お家で大切な人と過ごす一時など、「幸せに過ごすために欠かせないもの」だと言われています。

 

2016年ごろから世界的に注目されつつあり、日本語でいうと「ほっこり」の感覚と共通する部分があるかもしれませんね。

 

 

2.環境教育①

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環境教育とは、環境や環境問題に対する興味関心を高め、必要な知識・技術・態度を習得する教育活動のこと。

 

子どもたちの教育だけでなく、大人になってからも環境について学ぶことが持続可能な社会づくりに繋がるとして注目されています。

 

 

■ イングランド

ゴミの減量・リサイクル、再生可能エネルギーの活用、生物多様性の実現など、様々な環境活動を行う「エコスクール」を推進。

 

さらに、緑化や太陽光発電なども促進。

 

 

■ イタリア

2020年、小学生から高校生までを対象に、学校教育で気候変動に関する授業が必修化に。

 

 

■ スウェーデン

世界の中でも、最も環境教育が進んでいると言われています。

 

1993年には環境教育が4歳から義務教育とされ、野外に出て遊ぶことや、ミミズを使った生ゴミコンポスト体験なども学べるそう。

 

 

3. 循環型の食の仕組みづくり

(オランダ)

都心から自転車で30分ほどの場所には住民が体感できる果樹園「Fruittuin van West」。

 

オーガニックショップや季節の果物を自分で収穫したり、放し飼いされている鶏の採れたて卵、最後に量り売りで会計をする仕組みとなっています。

 

自然いっぱいの敷地内を自由に歩き回る動物たちと緑あふれる自然とともに、命のありがたさを感じ、おいしい食材を楽しむことができる楽園です。

 

 

4.週休3日制度の導入(イギリス)

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レディング大学が最近発表した調査結果によると、調査したイギリス国内の500の企業の65%が、週4日労働を導入。

 

それらの企業では、従業員の仕事の質が向上し、ストレスの低下が見られ、働き手の確保や維持も容易になり、その結果、毎年平均約276万円の節約が実現したそう。

 

 

5.都市でも自然が身近に

(フィンランド・ヘルシンキ)

国土の7割を森林が占め、ヨーロッパで最も森と水が多く、最も空気がきれいなことで知られています。

 

フィンランドで初めてとなる森林法が策定され、この法律は、フィンランド国内で1本の木を切ると3年以内に5本の木を植えなければいけないこと。

 

さらに、たとえ私有地であっても樹齢が70年に満たない木は伐採が禁止。

 

休みの日は、森で散歩をしたり、ベリー摘みやキャンプをしたりする人が多く、首都ヘルシンキでも、少し歩けば豊かな自然の森が広がっているそう。

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