こんにちは!
今回はお隣の国、「韓国のヴィーガン事情」についてご紹介します。
近頃、韓国では「ヴィーガン」の人気が高まっていると言われています。
ヴィーガン人口はわずか5%ほどと言われつつも、韓国国内におけるベジタリアン人口は過去10年間で、15万人から150万人と約10倍近く増加。
また、韓国では、韓国発の食からコスメまでさまざまなヴィーガン製品を生み出し、その人気は韓国国内にとどまらず、海外、日本へと進出し、ヴィーガン需要の増加、そして人気を集めています。
1. ヴィーガンオプションの拡大
韓国の人気食といえば、焼肉やサムギョプサル・チーズタッカルビなどが思い浮かびますよね。
しかし、韓国ベジタリアン協会によると、韓国国内におけるベジタリアン人口は過去10年間で、15万人から150万人に約10倍近く増加。
それに伴い、食品製造社が100%ビーガン認定を受けたメニューのみ販売するレストランや、ヴィーガンオプションの選択が増えています。
また、2021年には韓国の国防省は、来月から菜食主義者とイスラム教徒のために肉とハムを除いた「ヴィーガン食の提供を開始」すると発表しています。
2. 韓国の代替肉企業
韓国の代替肉企業「Zikooin」は、廃棄される穀物、オーツ麦、ナッツなどの原料に植物原料を加え、代替肉ブランド「Unlimeat」を開発。
Zikooin は約26億円を調達し、2022年上半期までにアジア最大規模の植物肉工場の1つになると言われている「Clean Meat Factory」の稼働を開始することを発表。
また、昨年の7月には、「ベターミート」という代替肉ブランドを立ち上げ、その初商品としてスライスハムをリリース。
このハムは給食事業のメニューだけではなく、系列会社であるスターバックスのビーガンサンドイッチにも使われ、1日2千個も売られている人気商品だそう。
3.韓国初のビーガン認証機関「韓国ビーガン認証院」
消費者がきちんとしたヴィーガン製品を選べるように、ヴィーガン製品の適合性を審査し認証する機関として、「韓国ビーガン認証院」が2018年3月に設立されました。
韓国ヴィーガン認証院がヴィーガンの認証機関になったことで、海外の認証機関に依頼をしなくても、国内でヴィーガン認証を行うことが可能に。
また、より厳しく審査するため、海外の認証機関ではほとんど行っていない、動物の遺伝子が検出されないことを確認する実験も行っているそう。
4.韓国発、ヴィーガンコスメの需要拡大
韓国では2018年前後から「ヴィーガンコスメ」というワードが積極的にメディアに取り上げられ、BEIGIC / Huxley / Bonajour / Melixir / athé などのヴィーガン仕様の新ブランドが続々と誕生!
それと同時に、ヴィーガンだけにとどまらず、ウェルネスを大きく重視しているブランドが増えています。
コスメ商品のパッケージにもリサイクル可能な素材を使っているブランドや、パッケージを最小限にして商品のみ販売しているブランドなど。
現在「SDGs」や「サステナブル」が重要ワードとなっている今、特に韓国のヴィーガンコスメブランドではこれらの課題に積極的に取り組み、大きな注目を集めています。