
今回は、「身体と環境に優しいヘアカラー剤」についてご紹介します。
毎日の身だしなみやオシャレの一部分として欠かせない「髪型」。
特にカラーリングは、気分が上がる一つの手段でもあり、素敵な髪色だと、テンションが上がるという方も多いのではないでしょうか?
私たちの気分をハッピーにしてくれる「ヘアカラー」ですが、実はハッピーにさせてくれる気持ちとは裏腹に、ヘアカラー剤の多くには化学薬品が含まれ、海洋汚染の原因にもつながっています。
今回は、そのヘアカラーに含まれる化学薬品が私たちや環境にどんな影響を与えるのか。
また、従来のヘアカラー剤に変わる自然由来の優しいヘアカラー剤についてもまとめてみました。
一生に一度きりの人生。
この投稿が、これから何年・何十年先と、皆が笑顔になれるやさしい選択のきっかけになりましたら幸いです。
1.ヘアカラーの需要・消費量

日本における最古のヘアカラーの始まりは、平安時代末期1183年の「平家物語」からと言われ、1950年ごろには現在と同じようなブリーチやカラースプレーなどが誕生。
当初、ブリーチ・白髪染めなどの様々なヘアカラーをする人は女性全体の7%。
2015年以降は75%までに増加。
また現在、日本の美容院(25万店舗以上)で使われるカラー剤の排出量は、年間18,000トンと推定され、海洋汚染にも大きな影響を与えています。
2. ヘアカラーに使われる「化学薬品」

ヘアカラーに使われる薬剤には、脱染剤のブリーチ、ライトナーやヘアマニキュア、カラートリートメントなど、様々な種類があります。
そんな中、サロンやドラッグストアで売られているヘアカラーのほとんどが「アルカリカラー」に該当します。
アルカリカラーは、自分のなりたい髪色により近い、細やかなニュアンスの色を表現することができるのが特徴です。
しかしこのアルカリカラーの問題点は、多くの「化学薬品」が含まれていることです。
3. 有害な成分の一つ「PPD(パラフェニレンジアミン)」

化学薬品の中でも有害な成分として広く知られているのが、刺激の強いPPD(パラフェニレンジアミン)という化学染料です。
■ PPDのリスク
・かゆみ / 痛み / 発疹 / 腫れなどの皮膚症状
・重度の呼吸アレルギーなど
さらに、最悪のケースでは、アナフィラキシー・ショックで死に至ることも。
また、厚生労働省はジアミンが及ぼす人体への悪影響を認めており、環境省はこのジアミンを有害大気汚染物質に該当する可能性がある物質に選定しています。
そこで、PPDといった化学物質を含まない自然由来のヘアカラー剤として注目されているのが、「ヘナカラー剤」です。
4.「ヘナ」とは

ヘナとは、北アフリカやインドなど乾燥した地域で自生する植物のこと。
元は、紀元前5000年以上前から万能薬として使用されたのがはじまりだったそうです。
■ メリット
・自然由来で身体にも環境にも優しい
・痛んだ髪につやと潤いが戻る
・紫外線から守ってくれる
・頭皮のかゆみも抑えてくれる
・ボリュームUP・ダウン
・白髪染めにも効果的など
■ デメリット
・黒髪のトーンアップが難しい / 色の制限がある
・染髪に時間がかかるなど
初めてヘナカラーを試される方は、変化がないからといって1回で諦めてしまう傾向があるそうです。
しかし単発的なヘアカラーと異なり、長い時間をかけてゆっくり染まり、その色の変化を楽しむのもヘナの特徴でもあり醍醐味の一つです。
5.おうち時間でヘナカラーを楽しもう♪

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6.まとめ
私たちの健康や環境に、メリットが多い「ヘナカラー」ですが、良いことづくめでないことを心に留めておくことも大切です。
また、髪の毛とは一生の付き合い。
ヘアカラーをしないことが、健康や環境において一番優しいのは確かです。
けれど、ヘアカラーもファッションや自分の気分を高めてくれる一部分でもありますよね。
そんな長い付き合いだからこそ、選択肢の一つとして身体にも環境に良いものを選んでみてはいかがでしょうか?