成分表示の豆知識化粧品などに

含まれる  非植物由来成分 7選

Bene2021.12.12

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みなさんは、化粧品の裏側の成分表示をチェックしていて、解読に困った経験はありませんか?

 

化粧品の成分表示は、カタカナで記載されていることも多く、何を原料にしているのかイメージがつきにくかったりもしますよね...。

 

今回は、化粧品に含まれていることが多い「非植物由来」の成分を7つご紹介します。

 

動物由来の成分を避けていらっしゃる方はもちろん、そうでない方も、化粧品を選ぶ時の豆知識として、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

1. コラーゲン

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コラーゲンとは、皮膚の弾力性を増強する効果があるタンパク質です。

 

化粧品に使用されるコラーゲンは魚由来と動物由来の種類に大別されます。

 

魚由来のコラーゲンには、魚皮由来とウロコ由来のコラーゲンがあり、動物性コラーゲンは豚皮のものが多いようです。

 

 

2. エラスチン

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エラスチンとは、コラーゲン同士を結びつける働きを持つたんぱく質です。

 

化粧品に使用されるエラスチンは「豚由来」と「魚由来」の2種類に大別されます。

 

■豚由来エラスチンの原料…豚の「大動脈血管」を使用。

 

■魚由来エラスチンの原料…マグロなどの回遊魚の心臓の補助ポンプとしての役割を担っている、白いゴムのような弾力を持った「動脈球」と呼ばれるもの。

 

豚由来も魚由来も採れる量はわずか。

 

豚由来のエラスチンの場合、豚1頭あたり約1.2gしか採れないのだそう。

 

 

3. ヒアルロン酸

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ヒアルロン酸とは、皮膚の水分保持や弾力性維持に寄与する成分です。

 

ヒアルロン酸は「鶏冠由来(鶏のトサカ)」と、発酵法で得られる「微生物由来」の2種類に大別されます。

 

保水力が非常に高いことから、多くのスキンケア商品やサプリメントに使用されています。

 

ただし、トサカの量にも限界があるため、現在では発酵法が主流となりつつあります。

 

 

4. ラノリン

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ラノリンとは、皮膚のバリア機能などを高めるために使用される成分です。

 

シャンプーや口紅などに使用されている場合があります。

 

ラノリンは、羊の皮脂腺から分泌される油(ロウ)からできています。

 

英語でwool wax(ウールワックス) / wool grease(ウールグリース)とも呼ばれます。

 

 

5. スクワラン

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肌馴染みがよく保湿成分として人気の高い「スクワラン」。

 

基礎化粧品などに配合されている場合があります。

 

スクワランは動物由来のものと植物由来のものがあります。

 

■動物由来のスクワランは、深海ザメの肝臓から採れる油を精製したもの。

 

■植物由来のスクワランには、オリーブ油由来のものや小麦胚芽のものがあります。

 

 

6. コチニール色素(カルミン色素)

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コチニール色素(カルミン色素)とは、赤色の着色料です。

 

エンジムシ(コチニールカイガラムシ)という虫をすりつぶして作られます。

 

天然色素として、ナチュラルコスメやオーガニックコスメでは非常によく使用されています。

 

そのほか、食品(清涼飲料水 / 菓子類 / ハム / かまぼこなど)や医薬品などにも使用されています。

 

 

7. シルク(絹)

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シルクは、蛾の幼虫である蚕(かいこ)がさなぎになる前に作る繭(まゆ)からできています。

 

化粧品や衣料品のほか、プロテインなどに配合されている場合もあります。

 

シルクの製造工程では、糸にダメージを与えないために、 繭のなかにいる蚕を生きたまま煮沸するか焼くため、中にいる蚕が死んでしまいます。

 

また、度重なる品種改良の結果、蚕の成虫は飛べなくなってしまいました。

 

こういった現状は、シルク産業が抱えるエシカルな課題とされています。

 

 

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